60代の方は、長年の運転で豊富な経験を積まれてきましたよね。ただ、定年退職を迎えたり、生活スタイルが変わったりする年代です。そんな時は、自動車保険も一緒に見直してみましょう。今の生活に合った保険プランに切り替えることで、もっと安心して運転を楽しめますよ!
実は、多くの方が気づかないうちに、必要のない補償に加入したままになっていることがあるんです。たとえば5年前に見直した保険でも、今の生活にピッタリ合っているとは限りません。子供の独立や退職後の生活など、60代は生活環境が大きく変わる時期。
だからこそ、補償内容をチェックする良いタイミングなんですよ。

60代におすすめの保険も紹介するので、あなたにピッタリの保険を探してみませんか?
60代の自動車保険料の相場を紹介します!

自動車の保険料は、等級に加え車種や使用状況によっても大きく変わります。
そこで60代が加入している自動車の相場を算出しました。
車のタイプ毎の自動車保険料
60代の自動車保険料は、平均的な軽自動車の場合、年間4~8万円程度が一般的です。しかし、これは契約者と契約車両の条件によって大きく変動します。
保険会社の年間保険料(車種別)
- 年齢制限:30歳以上限定
- 使用者:家族限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 対物賠償:無制限
- 対人賠償:無制限
- 人身傷害:無制限
- 弁護士特約:あり
- 車両保険付き:車種ごと設定
- 等級:20等級
- ゴールド免許
フルカバー 車両保険 | エコノミー 車両保険+A | 車両保険 なし | |
---|---|---|---|
ホンダ・N-BOX | 56,125円 | 46,548円 | 33,564円 |
トヨタ・ヤリス | 61,545円 | 50,698円 | 37,654円 |
トヨタ・プリウス | 76,658円 | 56,325円 | 38,387円 |
マツダ・ロードスター | 67,235円 | 50,654円 | 35,984円 |
60代の方の多くは、長年の安全運転のおかげで、最高ランクの20等級を維持している人も珍しくありません。ゴールド免許も取得され、優良ドライバーとして保険料が大きく割り引かれている方も多いはず。60代の自動車保険料は、安全運転を心がけてこられた結果でもあるんです。
保険料に影響を与える主な要因

自動車保険料はこんな要素で決まるんです!
- 等級:20等級以上で最大70%近い割引
- 車両の種類:軽自動車、普通車、高級車で異なる
- 補償内容:対人・対物賠償の限度額、車両保険の有無
- 使用目的:日常レジャー/通勤通学
- 年間走行距離:3,000km~無制限
- 運転者の限定条件:本人限定・家族限定・制限なし
自動車保険料は、主に補償内容、等級、運転者限定条件の4つの要因によって決定されます。
60代の自動車保険で特に気をつけたいのが、実は「必要のない補償」に入っていないかどうか。ここをしっかりチェックすることで、保険料の節約につながりますよ。
例えば、運転される方の設定(運転者限定条件)。子供が独立された後も、「家族全員が運転する可能性がある」という設定のままになっていませんか?「本人だけ」や「夫婦のみ」に変更することで、保険料をグッと抑えることができるんです。
年間の走行距離の設定も要チェックポイント。60代になると、遠出の機会が減って、買い物や通院など近場での運転が中心になってきますよね。年間の走行距離に上限を設けることで、思わぬ割引を受けられる可能性があります。
このように補償の内容を見直すことで、必要な保障はしっかり残しながら、支払う保険料を適正な金額に抑えることができるんです。ぜひ、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
60代が自動車保険を選ぶ際に押さえておきたいポイント

60代を迎えると、生活スタイルが変わってきますよね。例えば、退職後は通勤での利用がなくなったり、買い物や趣味での利用が中心になったりしませんか?
そんな時は、長年加入してきた自動車保険も、新しい生活に合わせて見直す必要があるんです。今の生活に合わせて見直すことで補償内容がより充実したり、保険料が今より抑えられたりする可能性があるんです。
運転者の限定条件を確認しよう!
家族構成が変わったのに、自動車保険はそのまま…ということはありませんか?

- 自分の子供と車を共有するのなら「家族限定」
- 子どもが独立した場合は「夫婦限定」に変更
- 配偶者が運転しなくなった場合は「本人限定」に変更
例えば、子供が独立されて別居になった場合は「夫婦限定」に変更するだけで保険料が安くなります。また、以前は奥様やご主人が運転されていても、最近は運転しなくなった…そんな場合は「本人限定」にすることで、さらに保険料は下がります。
意外と毎年なんとなく同じ内容で更新していたら、「気がついたら自分しか運転していなかった」という家庭も少なくないんです。ちょっとした見直しで、保険料の無駄に気が付けるかもしれませんよ。
車の使用頻度や目的に応じた保険内容の見直し
- 「通勤・通学」から「日常・レジャー用」への変更(週の通勤日数による)
- 年間走行距離の見直し(実際の走行距離が減少する場合が多い)
- 限定条件の見直し
65歳での定年退職を機に、生活スタイルが大きく変わる方も多いですよね。毎日の通勤がなくなり、買い物や旅行など、楽しみのための運転が中心になってくることでしょう。
ライフスタイルが変化した人は、自動車保険の内容を必ず見直しましょう。
例えば、保険の「使用目的」を「通勤・業務用」から「日常・レジャー用」に変更するだけでも、保険料が下がります。また、通勤が無くなり運転する機会が減れば、年間走行距離の上限を下げることも出来るでしょう。
こうして節約できた保険料は、より充実した補償を選ぶための資金に回すことだってできます。
確実に補償される契約内容に加入しよう
年齢とともに、万が一の事故の時が心配になってきませんか?例えば、事故の対応に時間がかかったり、怪我の治療や回復に時間がかかったり…。
だからこそ、60代からは保険の補償内容を手厚くしておきたいですね。基本的な補償はもちろんのこと、突然の不足事態にも十分対応できるよう、安心できる補償内容を選んでおくと良いでしょう。
- 対物賠償保険:高額な物損事故に備えて無制限が安心
- 人身傷害補償:治療費や休業損害を十分にカバーできる金額設定
- 搭乗者傷害保険:同乗者の怪我に対する補償
- 車両保険:車の補償もしっかり考える
高額な物損事故に備えて対物賠償保険は無制限にするのが基本です。それに加えて、自身のために保険金が下りる補償も必要です。治療費や休業損害を十分にカバーできる人身傷害補償、さらに同乗者の怪我にも対応する搭乗者傷害保険をしっかり確保することで、安心できる契約内容となります。
また、車によっては車両保険の加入も必要です。市場価値が下がってしまった車であっても、エコノミー車両保険への加入をおすすめしますよ。
安心できるロードサービスの重視しよう

車を運転するうえで、ロードサービスの存在は大きな安心につながります。事故はもちろん、思わぬトラブルの際にも無料で駆けつけてくれるため、契約する自動車保険にロードサービスが含まれているか、必ず確認しておきましょう。
- バッテリー上がり時のジャンピング作業(最も利用頻度の高いサービス)
- パンク時のスペアタイヤ交換(現場で対応してくれます)
- 燃料切れ時の給油サービス(うっかりのガス欠でも安心)
- レッカー搬送サービス(事故も故障も対応可能)
特にバッテリー上がりやパンクは、予期せず発生することが多いトラブルです。また、燃料切れや故障時のレッカー搬送など、いざという時に頼れるサービスも揃っています。
多くの自動車保険では標準でロードサービスが付帯されますが、JA共済など一部の保険ではついていない場合もあるので注意が必要です。また、ロードサービスはJAFにお任せと言う人ならそれでもいいですが、私は自動車保険のロードサービスだけで充分でしたよ。
災害時の補償を忘れずに
近年増加している自然災害から愛車を守る備えも重要です。車両保険に以下の補償が含まれているか、しっかり確認しましょう

- 水害(浸水・冠水)による損害
- 台風や竜巻による飛来物での損害
- 地震・噴火・津波による損害(車両保険では補償されない場合が多く、特約が必要)
特に浸水や冠水といった水害、台風や竜巻による被害は、どの地域でも起こり得る身近な災害となっています。大雨で浸水の恐れがある地域に住んでいる方は、必ず加入を検討してください。
※地震・噴火・津波による損害は、通常の車両保険では補償されないケースが多いため、別途特約の加入が必要です。
今の車に合わせて車両保険を再確認
車の経年劣化に応じた補償範囲の見直しは、保険料の最適化において重要なポイントです。
愛車も年数が経つにつれて市場価値は下がってきます。新車購入時に設定した車両保険の補償額を、現在の車両価値に合わせて調整することで、保険料を適正化できます。
また、10年以上乗っている車の場合は、車両保険への加入自体を見直すという選択肢も。ただし、古くても大切に乗っているから、まだまだピカピカだよ!という愛車なら、エコノミー車両保険という手もあります。自損事故は補償対象外ですが、他の車との事故なら補償が受けられる、というバランスの取れた選択肢です。
不安になる事故対応の充実度を確認

事故対応は保険会社を選ぶ際の重要なポイントの一つです。具体的に以下のような点に注目しましょう
- 24時間365日の事故受付体制
- 専任担当者による丁寧な事故対応
- 示談交渉サービスの充実度
- 近隣のロードサービス拠点数
実は、大手の保険会社であれば、これらのサービスは標準的に整っています。時折「事故の時の対応が良くなかった」という声を耳にすることがありますが、保険会社はあくまでもお客様の味方。実際の対応品質は、事故対応の優劣は保険会社ではなく担当者個人によって変わることが多いのが現実です。
保険会社を選ぶ際は、24時間365日の事故受付体制が整っているか、専任担当者による丁寧な事故対応が期待できるか、示談交渉サービスの充実度はどうか、そして居住地域周辺のロードサービス拠点数は十分かなど、サポート体制の充実度を重要なポイントとして確認しましょう。
これらのサービス体制が整っている保険会社を選ぶことで、60代の方々も安心して運転を続けることができます。
これに加えて「弁護士特約」まで加入しておけば完璧です!万が一事故のことでトラブルになっても300万円程度まで弁護士費用を保険会社が見てくれますよ。

年齢を重ねると、新しい出来事やトラブルへの対応に少し不安を感じることもありますよね。でも、そんな煩わしいことは保険会社に任せて、ご自身は安心してドライブを楽しむ…それが目標ですね!
60代におすすめしたい基本補償と特約

必要な補償はしっかり残しつつ、ムダのない保険プランを選びたいですよね。60代の皆さまに、特におすすめしたい補償内容を紹介しますね。
基本補償「人身傷害補償」
年齢とともに事故の際の怪我が重くなったり、治療期間が長引きやすくなったりします。そのため、人身傷害補償は以下のような重要な役割を果たします
- 治療費や通院費用の補償
- 休業損害の補償(お仕事をされている方には特に重要です)
- 後遺障害が残った場合の補償
- 同乗者の怪我も補償の対象
このように、治療費や通院費用はもちろん、仕事の休業補償、後遺障害への備え、同乗者の保護まで幅広くカバーする大切な保険です。そのため、60代の方々には、十分な補償を確保できるよう、補償金額を3,000万円以上に設定することをおすすめします。
事故時に頼れる『弁護士費用特約』には加入しておこう!

交通事故の加害者との交渉や示談が必要になった場合、弁護士費用特約は心強い味方となります。
- 弁護士への相談費用をカバー
- 弁護士への委任費用を補償(300万円程度まで)
- 法的トラブル時の交渉を専門家に任せられる
- 示談交渉を有利に進められる可能性が高まる
この特約があれば、弁護士への相談費用や委任費用を気にすることなく、法的トラブルの交渉を専門家に任せることができます。これにより、60代の方々も安心して示談交渉を進められ、より有利な解決を目指すことが可能となります。
そのため「弁護士特約」は絶対に加入しておきましょう!
事故の交渉だけではなく、保険会社とトラブルになった時にも対応してもらえます!
保険料も1500円程度上乗せされるだけなので、費用に対する恩恵は絶大です。保険会社によっては「日常のトラブル」にも対応できる特約も有るので確実に加入しておきましょう。
幅広い補償が可能な『個人賠償責任補償』
自動車保険に付帯できる個人賠償責任補償特約は、日常生活のさまざまな賠償事故をカバーする心強い味方です。
例えば、こんな場面で補償が受けられます。
- 自転車事故の賠償責任
- 買い物中の商品破損
- ペットが他人にケガをさせた場合
- 日常生活での第三者への賠償責任全般
この特約は自動車事故だけでなく、日常生活全般における第三者への賠償責任を幅広くカバーしてくれます。保険料も月々1,500円程度の上乗せで、60代の方々の生活を総合的に守る補償として大変おすすめです。実際、そういえば自動車の個人賠償特約に入っていて助かった!なんてことは物凄く多いんですよ!
さらに、この特約は家族全員が対象になるため、ご家族のどなたかお一人が加入されているだけで、家族全員が安心できる特約なのです。
※自転車事故への補償内容は保険会社によって異なりますので、必ずご確認ください。

保険選びのポイントは、しっかり補償は確保しながら、保険料はできるだけ抑えたい…そんなバランスが大切ですよね。特約もうまく活用して、安心とお得を両立させましょう!
60代におすすめの保険会社は【おとなの自動車保険】!

60代の方々に特におすすめの「おとなの自動車保険」を紹介します。損害保険ジャパン株式会社を主要株主とするSOMPOダイレクト損害保険株式会社が提供する自動車保険です。
- 40代~60代の方向けの保険設計
- 1歳刻みの細やかな年齢設定による適正な保険料
- ALSOKによる24時間365日の現場駆けつけサービス
- 経験豊富な専任担当者による親身な事故対応
- インターネット割引で保険料がさらにお得
中高年ドライバーに特化したこの保険の特長は、ALSOKによる迅速な現場サポートと、経験豊富な担当者による丁寧な事故対応です。
また、インターネットで直接契約できるダイレクト型保険のため、保険料を抑えることができます。
さらに、1歳刻みの細やかな年齢設定により、より適正な保険料を実現。60代の皆さまのライフスタイルに合わせた充実のサービスと、お得な割引制度を備えた自動車保険として、多くの方に選ばれています。
具体的な保険選びの手順
適切な保険プランを選ぶために、どうしたら良いのか分かりやすく手順を説明します。
まずは現在の保険内容を確認
まずは現在加入している自動車保険の内容を確認しましょう。保険証券やウェブサイトの契約者画面で、以下の項目をチェックしてみてください。
- 現在の等級と保険料
- 補償内容と特約の種類
- 支払っている保険料の内訳
- 車両保険の契約有無と補償金額
- 運転者の年齢条件や範囲
これらの項目をしっかり確認することで、見直しが必要な点が明確になります。
保険会社の見積もりを比較する
より良い保険プランを見つけるために、複数の保険会社で見積もりを取り、比較検討してみましょう。以下のポイントに注目です
- 複数の保険会社で見積もりを取得
- 補償内容を統一して比較
- ダイレクト型保険会社も検討
- 見積もり時の割引制度を確認
- 契約手続きの簡便さも考慮
ダイレクト型保険会社も視野に入れ、各社の割引制度や契約手続きの手軽さなども含めて、総合的に判断しましょう。
特に60代の方々にとっては、手続きの分かりやすさや丁寧なサポート体制も、保険会社を選ぶ際の重要な判断材料ですね。
おとなの自動車保険の詳細を確認
検討にあたって、以下の手順で確認してみてください。
- 公式サイトで補償内容の詳細をチェック
- 見積もりシミュレーションで保険料を試算
- 近隣のALSOK拠点の場所を確認
- 契約手続きの方法を把握
- カスタマーサポートに相談
これらの項目をしっかり確認することで、安心して契約に進むことができます。特に、緊急時のサポート体制として、近隣のALSOK拠点の場所を事前に把握しておくと安心ですよ。
【まとめ】60代だからこそ安心できる自動車保険を選ぼう!

60代になると生活スタイルも少しずつ変わってきますよね。そんな暮らしの変化に合わせて補償内容を見直したり、充実したロードサービスをつけたり…そんな保険選びが大切になってきますよ。
- ライフスタイルの変化に合わせた補償内容の見直し
- 充実したロードサービスの確保
- 基本補償にプラスして特約の加入など、万が一の場合の備え
- 運転者限定条件の適切な設定
- シニア向け特化型保険の活用
年齢とともに大切になってくる人身傷害補償や、ご家族の状況に合わせた運転者の設定など、必要な補償をしっかり確保することが大切です。「おとなの自動車保険」のような40代から60代に特化した保険プランを選ぶことで、シニアドライバーの皆さまに必要な補償と、手厚いサポートを得ることができます。

自動車事故は、一度起こるとなかなか大変…。補償が足りなくて後悔することのないよう、納得できる保険会社選びを心がけたいですね。